


ズームス・ジャパンについて
CP+は、フランスのフォトコンテストLes Zooms (主催 Salon de la Photo) に賛同し、
日本の写真家の世界進出を応援するため、2015年からZOOMS JAPANを開催しています。
受賞作品はCP+会場で展示され、10月にパリで開催される写真映像機器ショー
Salon de la Photoの会場でも展示されます。
さらに受賞者は現地パリに招待され、フランス写真界関係者と交流することができます。



レ・ズームについて
半世紀の歴史を持つフランスの写真映像機器ショー Salon de la Photoが、新たな才能を発掘するために毎年行っているフォトコンテストが Les Zoomsです。Les Zoomsでは、専門家の審査によるエディター賞、一般の投票によるパブリック賞が選ばれ、各受賞作品はSalon de la Photoの会場で展示され、フランス写真界の注目を集めます。
CP+はSalon de la Photoと協同して、Les Zoomsの受賞作品をCP+会場で展示し、受賞者を日本に招待するなど、日仏写真文化交流の促進に努めています。
写真家や写真家を志す人たちにとって、キャリアの中で誰とどのように出会うかはとても重要です。
本年、ZOOMS JAPANの再始動にあたり、審査員を国際色豊かな6名のプロフェッショナルに依頼させていただきました。
出版、ギャラリー、編集、批評、フェスティバルなど、
様々な形で写真と関わり、メンターとしての経験値も高い方々を中心に審査員を構成しています。
あらゆるレベルの作家にとって「次」へと繋がるアワードを私たちも目指します。ご応募をお待ちしております。
速水 惟広
(ZOOMS JAPANプロジェクトディレクター)

速水 惟広
T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO(東京国際写真祭)ファウンダー
写真雑誌「PHaT PHOTO(ファットフォト)」編集長を経て、2017年に上野公園にて東京で初となる屋外型国際写真祭「T3 PHOTO FESTIVAL TOKYO」を開催。その後、2020年より東京駅東側エリアに舞台を移す。これまでに手掛けた主な企画展に「The Everyday -魚が水について学ぶ方法-」(共同キュレーター きりとりめでる、2022)、アレハンドロ・チャスキエルベルグ「Otsuchi Future Memories」(岩手県大槌町、2016ほか)。最近の活動に世界報道写真財団のJoop Swart Masterclass Selection Committeeメンバー(2020)、Photo Vogue Festival審査員(イタリア、2021)、Critical Mass審査員(米国、2022)など。
【 写真コンテスト/アワード審査員 経歴 】
2023 | Exposure + Photo Award (クアラルンプール、マレーシア) |
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2023 | みやざき総合美術展 (宮崎日日新聞、日本) |
2022 | Critical Mass 2022 (Photo Lucida、米国) |
2022 | epSITE award exhibition (Epson、日本) |
2021 | Photo Vogue Festival (Vogue Italia、イタリア) |
2021 | epSITE exhibition Award (Epson、日本) |
2021 | Critical Mass 2021 (Photo Lucida、米国) |
2020 | Silvana S. Foundation Commission Award (シンガポール国際写真祭、シンガポール) |
2020 | Photo Vogue Festival (Vogue Italia、イタリア) |
2020 | Street Photography Awards (LensCulture、オランダ) |
2019 | epSITE Exhibition Award (Epson、日本) |
2019 | Photo Vogue Festival (Vogue Italia、イタリア) |
2018 | HAMDAN BIN MOHAMMED BIN RASHID AL MAKTOUM International Photography Awards” (HIPA、ドバイ) |
2018 | Black & White Photography Awards (LensCulture、オランダ) |
2018 | Kuala Lumpur International Photoawards (クアラルンプール、マレーシア) |
2017 | PHMUSEUM 2017 GRANT (Photographic Museum of Humanity) |
2017 | FestFoto Brazil 2017 (Porto Alegre, ブラジル) |
2016 | 写真学科スペシャル (東京工芸大学、日本) |
2015 | Street Photography Now 2015 (LensCulture、オランダ) |
2015 | The Fence (Photoville, 米国) |
2012 | The Fence (Photoville, 米国) |
【 その他、国内外での活動経歴 】
2022 | ゲスト講師 (日本大学芸術学部写真学科) |
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2022 | オークランドフォトフェスティバルトークゲスト (ニュージーランド) |
2022 | 釜山国際写真祭レビュアー (韓国) |
2020 | シンガポール国際写真祭レビュアー (シンガポール) |
2020 | Photo Vogue Festivalレビュアー (イタリア) |
2020 | 世界報道写真財団Joop Swart Masterclass Selection committee (オランダ) |
2018 | エッセイ “what is a man today?” (L’Uomo Vogue) |
2018 | New York Times Portfolio Reviews レビュアー (米国) |
2018 | Wonder Foto Dayトークゲスト (台湾) |
2018 | 六甲山国際写真祭トークゲスト (日本) |
2017 | 六甲山国際写真祭トークゲスト (日本) |
2016 | Latin American Photography Forumレビュアー (ブラジル) |
2015 | FOTOGRAFICA BOGOTAゲスト講演 (コロンビア) |
2014 | MAGNUM PHOTOS Workshopコーディネーター (日本) |
2012 | 執筆Alejandro Chaskielberg展“Blue Velvet” (Gallery 916, 日本) |
2012– | 現在ゲスト講師 (東京工芸大学) |
審査員紹介
網野 奈央
編集者/torch press代表/雑誌「IMA」編集部
お茶の水女子大学生活科学部卒業後、出版社でアートブックの編集に携わったのち、2011年よりフリーランス。2012年から写真雑誌『IMA』の創刊より編集に関わる。2013年より自身のレーベルtorch pressをスタート。2022年に潮田登久子『マイハズバンド』(torch press)がThe Paris Photo–Aperture Foundation PhotoBook Awards 2022の「Jurors’ Special Mention」を受賞。現在は写真集やアートブックの編集の他、アーティストのマネジメント、展覧会やイベントの企画、雑誌での執筆など多角的に活動を行う。
http://www.torchpress.net/
打林 俊
写真史家/写真評論家
1984年東京生まれ。2010-2011年パリ第1大学大学院・フランス国立美術史研究所招待研究生、2014年日本大学大学院芸術学研究科博士後期課程修了。博士(芸術学)。2016〜2018年度日本学術振興会特別研究員(PD)。著書に『絵画に焦がれた写真-日本写真史におけるピクトリアリズムの成立』(森話社、2015)、『写真の物語-イメージ・メイキングの400年史』(森話社、2019)、共著にDr. Paul Wolff & Tritschler: Light and Shadow-Photographs 1920-1950(Kehrer, 2019)、『イメージ制作の場と環境-西洋近世・近代における図像学と美術理論』(中央公論美術出版、2018)など。
2015年、花王芸術・科学財団 美術に関する研究奨励賞受賞。2023年度ライカ・オスカー・バルナック・アワード、写真の町東川賞のノミネーター。そのほか、写真展や写真集の企画・アートディレクションも手がけている。
河西 香奈
KANA KAWANISHI GALLERY/PHOTOGRAPHYディレクター
幼少期をロンドンで過ごした後、フォーダム大学(NY)へ学部交換留学、日本女子大学家政学部被服学科西洋服飾史研究室卒業。2006年よりRizzoli New Yorkの書籍編集に携わる。近年担当した書籍に「ANREALAGE: A&Z」(2021年秋・Rizzoli刊)など。アーティストマネジメント/編集事務所、及び展覧会企画財団を経て、2014年にKANA KAWANISHI ART OFFICEを設立、2015年にKANA KAWANISHI GALLERYを設立。様々な展示企画や書籍出版をプロデュース。Artnet(米国)が選出した「7 power players transforming tokyo art market」として掲載の他、記事紹介歴にThe Guardian紙、Forbes誌、Monocle誌、美術手帖、朝日新聞等がある。所属作家の作品収蔵に大英博物館、東京都写真美術館、金沢21世紀美術館等。2022年より日比谷OKUROJIアートフェア/フォトフェアのオーガナイザーを務める。
マーク・プルースト
キュレーター
写真を専門とするビジュアルストーリーエディター、キュレーター、リサーチャー。
写真家と協業し、コンセプトづくりから実行そして編集に至るまでのプロジェクト制作をサポートする。また、ワークショップ、レクチャー、マスタークラスを主催し、ドキュメンタリー写真家のための持続可能なビジネスモデルに関する研究発表も行っている。世界各地で展覧会のキュレーションを手掛けており、フランスのPhotoreporter FestivalやナイジェリアのLagosPhotoでは写真祭のアーティスティック・ディレクターを務めた。世界報道写真財団やAgence VU'などでの豊富な経歴を持つ。現在フローニンゲン大学でフォトインダストリーにおける視覚経済に関する博士号を取得中。
エミール・パシャ・バレンシア
雑誌「TEMPURA」編集長
日本の文化やトレンドを紹介するフランスを代表する雑誌「TEMPURA」の共同創刊者兼編集長。
日本社会への深い洞察と、アーティストや写真家の入念なキュレーションにより、TEMPURAはハイエンド雑誌の主要なプレーヤーとなり、今日のクリエイティブ・シーンで何が起こっているかを知りたがる幅広い読者を引きつけている。
マルティナ・バチガルポ
写真家/雑誌「6 MOIS」編集部
パリの写真エージェンシーAgence VUのメンバーであり、2018年よりフランスの雑誌『6 MOIS』と『XXI』の写真ディレクター。
哲学と文学を学んだ後、フリーランスの写真家として10年間活動。アフリカと西洋の視覚的ダイナミクスを探求する彼女の作品は、米国ヒューストン美術館をはじめ複数のコレクションに収蔵されている。2013年にシュタイデル(ドイツ)より「Gulu Real Art Studio」を出版。国内外でドキュメンタリー写真のワークショップを開催。2022年オスカー・バルナック賞、2021年ワールド・プレス・フォトなどの国際写真コンテストの審査員、メンターシップ・プログラムのメンバーを務める。