パリレポート

ZOOMS 2016 受賞者 パリツアー レポート

CP+が新進写真家をサポートするべく立ち上げたフォトアワード「The Editors' Photo Award ZOOMS JAPAN」。記念すべき第1回目の受賞者、山本雅紀さんと恩田大輔さんがパリを訪れ、CP+およびこのフォトアワードの連携イベントである"Salon de la Photo"(サロン・ドゥ・ラ・フォト)で写真展示やトークショーを実施しました。また11月のパリといえば、世界最大のアートフォトフェア"Paris Photo"をはじめ、街じゅうのギャラリーやアートスペースで様々な写真関連のイベントが開催され、世界中から写真業界関連の人々が集まることで有名です。そんな写真の都パリでの貴重な体験の一部をレポートいたします。

Salon de la PHOTO 写真展示

Salon de la Photoが開催されたParis Expo

日仏の受賞者展示を合同で実施

11/9~13の5日間、パリで毎年行われる"フランス版CP+"、Salon de la Photoではフランス版"Zooms"の受賞者2名の作品と合わせて合同展示が実現。Salon de la Photoは企業ブースはもちろんのこと、近年写真展示企画に力を入れており、ジャン・マルキ(マグナム・フォト所属。今年春に代官山で行われた"マグナム・ファースト日本展"でも作品が展示された)やレイモン・デュパルドン(同じくマグナム・フォト所属)など、並々ならぬ巨匠たちの作品展示も同会場で展開されていました。初日の夕方には会場内イベントスペースにてトークショーを実施、多くの一般客とプレスが日仏受賞者と審査員のクロストークに耳を傾けました。

作品に⾒⼊るパリの皆さん

日仏の受賞者+審査員によるトークも開催

PARIS PHOTO その他写真イベント

PARIS PHOTO会場にて

世界中から178のギャラリーや出版社が出展

11月のパリは街じゅうで写真イベントが開催されています。PARIS PHOTO(世界最大のフォトフェア)や、新進写真家作品をフィーチャーして今年5回目の開催となるフォトフェアfotofever、オルセー美術館近く、セーヌ川に係留された船上で行われ、インディペンデントの写真系出版社が出展するフォトブックイベントPolycopiesなど、パリ市内で行われる様々な写真関連イベントを訪れました。

fotofever 会場の様子

セーヌ川のほとり、Polycopies会場前にて。
「PHaT PHOTO」安藤編集長と、
「月刊カメラマン」坂本編集長と一緒に。

ヨーロッパ写真美術館その他ギャラリー

MEP館長モンテロッソ氏と山本さん

2人ともMEPの写真アーカイブに所蔵されるかも?

ヨーロッパ写真美術館(Maison européenne de la photographie)はその名の通り、ヨーロッパ最大級の写真専門美術館。受賞者2人は館長のモンテロッソ氏(CP+2014ではゲストスピーカーとして来日)にご招待いただきました。館長みずからのナビゲートで開催中の企画展示を観覧した後、お2人の作品を見ていただくことに。また、同じマレ地区にあるティエリー・マルラ氏のギャラリーや、日本人写真家白石ちえこさんが展示を行うエイドリアン・ボンディ氏のギャラリーなども訪れました。

マレ地区のギャラリーオーナー、マルラ氏

ボンディ氏、日本人写真家白石さんと

受賞者お2人のコメント

山本雅紀さん

この度受賞特典にてフランス・パリへ行ってきました。
受賞作が展示されたサロン・ドゥ・ラ・フォトをはじめ写真イベントやギャラリー、美術館等を見学して回りました。様々な作品と直に触れ、刺激的な方々との出会いを通し改めて写真の面白さや奥深さを感じ、今後の写真活動につながる体験だったと確信したフランス滞在でした。
このような場を与えていただいた関係者の皆様へ感謝するとともにこれからの作品制作に向けより一層励んでいきたいと思います。

恩田大輔さん

街中で見たものは、どれも刺激的で、自分のカラーがあり、撮影者の意図を考えたくなる作品が多く、「自分らしい写真とは何か」を改めて考えさせられました。また、パリは若い力に溢れ、若手写真家にとっての環境が整っている印象があり、日本も見習うべきだと感じたのと、自分から発表しなければ何も始まらないということを再認識し、海外発表の機会を増やしたいと思いました。様々な方との出会いや繋がりを得られたことに感謝しつつ、今後の活動に活かしたいと思います。

短い期間ではありましたが、受賞者2人にとって、新しい発見や貴重な出会いにつながったパリツアーになったのではないでしょうか。
CP+は山本さん、恩田さんの今後の活動を引き続き応援していきます。